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漂月記

03/5月deYASU

恐るべしは、阪神タイガースの開幕ダッシュ!という事で、出張ついでにvs横浜戦に行って来ました。
ライトスタンドの寂しさとは逆に、超満員のレフトスタンド。僕は、三塁側内野席でしたが、こちらも試合開始前に当日券完売と、首都圏のフアンも盛り上がっております。試合は、大好きな下柳が何とか粘って試合を作り、勝ちました。お約束の「六甲おろし」合唱の後、スタンドの外に出ると、横浜スタジアムを囲む公園内では、応援団を中心に若者が大集合。旗が振られ、ペットが鳴り、選手別応援歌を合唱と、えらい騒ぎになっております。まるでこれからデモに出る前の集会のような状態で、半ば呆れながら、我らは祝杯にと中華街へ向かいました。首都圏の応援団は、甲子園と違って無秩序なところがまたいいのですが、この先の暴走がちょっと心配です。

そして、またかと言われそうですが、ケンとユカリです。まずは、クレイジーケンバンド。何と今度は、デイナーショーです。しかも、大阪の名門ホテル「リーガロイヤル」での開催にビックリ。しかも完売とか。飲み食いにはさほど期待していなかったのですが、料理はシンプルですが大変おいしく、飲み放題というのもイイネ!です。さて、ショーの内容ですが、これが普段通りのリラックスした進行で、剣さんのお人柄溢れるステージです。本篇最後の「まっぴらロック」では、剣さんの会場練り歩きのサービスに会場総立ち。その勢いのままにアンコールでは、お客がステージ前のどっと押し寄せ、ライブハウス状態。オシャレと熱狂、一夜に二度楽しめる構成となりました。アンコールは、「GT」「葉山ツイスト」「シンデレラリバテイ」と続き、最後は「マイウエイ」でゴージャス&ソウルフルに締めと、イイネ!の連発をしたくなりました。ワンマンのデイナーショーは初体験でしたが、予想以上にいい雰囲気で、CKBの幅の広さを改めて知りました。そして、ユカリ姐さんは今年も「春一番」に出演。聞けば、マネージメントは阿部登がやってるとか。なるほど、それでブレイクした今年も律儀に出演かと納得しました。何しろ去年の春一番ではじめて観て以来、大西ユカリと新世界にはシビレちゃってますので、今年も昼すぎから出番を待ちました。今年のハイライトは、石やんのボイス&リズム時代の名曲「ハッピー・ゲットー・ソング」を演った事です。客席に居る石田長生に向かって、「石やん!」と呼びかけながら始まったイントロにビックリ。「えーこれ、あの曲やん」と判った時には、舞い上がりました。たぶん、春一でしか聞けないカバー曲。大西ユカリのソウルシンガーとしてのキャリアが生かされた選曲だと思います。<また今日も聞いてしまった、ややこしい都会の歌>にうんざりして、<せっしょだっせ、せっしょだっせ…>と歌いたい気分にピタリと来る歌手が、今ここに、この時代に居る事が嬉しい。ぜひこんなソウルっぽいテイストの曲も、大西ユカリと新世界のシングルCDとしてリリースして欲しい。昭和はSOULの時代でもあったのだ。



そして、アン・サリーです。日本生まれの韓国人で、現在はニューオーリンズ在住。医療機関で研究をしているそうで、HPにはワイルド・マグノリアスが5ドルで観れたなんて、うらやましい事が書かれていたりして…。ボサノバから出て来た人とは思うが、ジャズやロックのテイストもある。ノラ・ジョーンズの立ち位置と似ていると言えば似ている、近頃ジミブレイクしているタイプの音楽です。さて、アン・サリーは、友人のBがタワレコで僕を待っている間に見つけた僕の遅刻の産物でもある。1枚目「Voyage」は、既にリリースされていたが、今春「day dream」と「moon dance」の2枚が同時リリースされた。古今東西の有名曲や隠れた名曲のカバーアルバムなのだが、一言で言えば、とにかく美しい。透明感があるボーカルなのに、そこに人の息づかいが聞こえるよう、存在感があるのだ。とくに、「day dream」の1曲目「Diseny Girls」(ビーチ・ボーイズのカバー)の美しさはどうだ。まるで、この世にはいない者たちの魂を慰めるような清々しさが、この曲からは感じられる。そのアン・サリーが大阪ブルーノートに1日だけ出演した。東・阪・名を各1日ずつ廻る、アルバム発売記念ライブツアーの初日である。セカンドステージだったが、満員の客席からは、はじめて出会うアン・サリーへの期待感がすごく感じられた。聴きたい!という感じの緊張感。ところが、登場したアン・サリーは、結構リラックスムードで、2枚の新しいアルバムの曲を中心に適度なMCも交えスムーズな進行で、柔軟な人という印象。バックもギターの中村善郎やラップステールの高田漣など、アルバムに参加のミュージシャンを交え、アットホームな雰囲気を醸し出した。ほとんど英語の曲の中で、「蘇州夜曲」での日本語も美しかった。素朴なお姉さんだけど、生き方が独自路線で、ちょっとオシャレという感じが、今に生きる歌手としてのアン・サリーの魅力なんだろう。個人的には、1枚目に入っている「真夜中のオアシス」(マリア・マルダーのカバー)が、大のオキニです。

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左り馬