漂月記
| 02/10月deYASU |
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「新京極映画祭」などで忙しくて、これから書く内容は2ヶ月前の事になってしまったけど、今も印象に残っている事があるので、それを2つ書きます。最初は、南座の「藤山寛美十三回忌追善公演」です。当代の人気女優藤山直美が主演する旧松竹新喜劇の作品2本立てという事で、南座にしては珍しく大入り満員でした。 |
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| もう一つは、中央線の荻窪にあるルースターというライブハウスで観たブルース・フアイル・ナンバー1(以下BFN1)についてです。彼等を観るのは2度目で、前回は高円寺の次郎吉で1部だけ、今回は2部の途中からと、なかなかフルタイム観れませんが…。メンバーは、フロントが3人。リードボーカル&ギターに西濱哲男、リードギター&ボーカルに内海利勝、ウイーピングハープ&いなたいボーカルにセノオちゃん(妹尾隆一郎)。リズム隊は、ベース&ボーカルに荒巻茂生、ドラムス&ボーカルに松本照夫。強力なメンツでしょ!通りに漏れ聞こえる荒巻氏が歌う「Sweet Home Chicago」。 階段を降りると店内はノリノリ状態で、まずは生ビールを1杯。西濱氏のスローバラード「Hey! Blues Man!」、ウッチャンのちょっとルーズなアレンジの「Money」などに続き、セノオちゃんのボーカルによるシカゴブルーズ、タイトなリズム隊に守られてハチャメチャに歌われるJuke Joint(酒場)にふさわしい楽しいブルーズ。 最高!セノオちゃんは、74〜75年当時私が下北沢のSくんの朝が来ない家に遊びに行った折に、マザーやゼム(Sくんは、ゼムであの正井氏と共にバイトをしていた事も)で時折見かけた。当時、関西ブルースロック勢は下北でよく飲んでいて、74年の12月にマザーで山岸潤史に拾得でのWRBBのライブ(12月30日.31日)を地図入りで紹介してもらって以来、私はブルーズにはまったのであります。 そのセノオちゃんが78年の下北沢音楽祭(場所は現本多劇場の建設予定地、アルフイー坂崎が司会)に出た時、「朝起きて、喫茶店でコーヒー飲んで、それからパチンコして、夜は飲みに行って、ここ(下北)はええとこですわ。」という話をしていた。 その時、バンドマンたる者こういう生活を送り、それでもええという女の世話になる、あ〜うらやましい人生やなと思った記憶が甦った。目の前に居るセノオちゃんは、何の反省もなく人生を送り今夜もブルーズを歌っているような気がして(もちろん、本人にはいろいろあるでしょうが…)、相変わらずの所が嬉しかったです。 キャロルのメンバーだったウッチャンも、ちょっと薄くなった部分?もあるけど、カッコイイままおじさんになり、ブルーズのプレイを楽しんでいる。フレーズも個性的です。 私がドラマーでいちばん好きなのが松本氏で、ウエストロードやGASの時代から演奏の度にいい気持ちにさせてくれます。ピシッていう感じ。荒巻氏はウッドベースを弾く。本来はジャズの人のようだが、今はBFN1にピタリはまっている。西濱氏は、年を取るともっとよくなるような気がする。 生ビールもおかわりで、いい気分。帰りには、BFN1のCDまで買ってしまいました。 |
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