漂月記
| 02/12月deYASU |
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| 半年間ほどの準備期間があって、僕がプロデュースさせていただいた「新京極映画祭」が、12月6日から10日までの5日間開催されました。京都を舞台にした映画を年代別に7本セレクトして上映する事になった商店街の誕生130年記念のイベントです。上映作品は、「祇園囃子」「宮本武蔵・一乗寺の決闘」「竜馬暗殺」「狂った野獣」「蒲田行進曲」「ガメラ3」「壬生義士伝(新作試写)」です。7日の土曜日には、「Meet
theMovies」という映画をモチーフにしたミルクマン斉藤やパンダとササノハ等によるVJイベント(於:誓願寺)もあり、いろいろ心配な事もあったけれど、新京極のメンバーや外部スタッフの皆さんのご協力のおかげで、無事に終了する事が出来ました。とくにK社のSさんには、半年間ず〜とお世話になりました。心から感謝を!さて、映画祭ではプリント状態のチエックのため、すべての作品の上映に立ち会いましたが、ゆっくり最初から最後まで観れたのは、溝口健二監督の「祇園囃子」だけでした。初見のこの作品で感じたのは、浪速千栄子・進藤英太郎といった脇を固める役者の達者さと、置屋の電話番のばあさんなど大部屋さんのリアリテイ溢れる存在感です。フイクションとは承知していても、生活感を感じるので、ついつい物語に引き込まれてしまいます。日本映画が幸福だった時代に生まれた映画を観ると、画面に余裕があって、観ている側のこころも豊かになるような気がします。今回の映画祭で、1950年代の作品を取り上げてよかったなと思いました。今回、好きな映画の世界に再び近づく中で、観たい映画を映画館で上映する事の困難な状況を改めて思い知らされました。しかし、もう一度でも二度でもやる価値はあると思っています。次回の「新京極映画祭」にご期待ください。 |
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| 桑田佳祐、8年ぶり2度目のソロツアー「けいすけさん、色々と大変ねえ。」、大阪ドームに行って来ました。ドームクラスの会場なのに、お祭り騒ぎのイベントではなく、聞かせるコンサートをめざしたのは正解だったと思います。右左と舞台袖を走り廻るのを極力抑えたステージは、見終わった直後には物足り無さを感じましたが、ジワジワとそれもよかったんでないかいという思いがこみ上げてきたりして…。ギターを抱えて歌う事により、ロックバンドの一員という立場も楽しんだりして、大物として色々と大変な中にも音楽を楽しむ様子が伝わってくる。40代にして桑田、クラプトンの心境か?「HOLD
ON」からスタートのステージは、ニューアルバムの曲中心で退屈な曲もありますが、それはそれでよしでしょう。しかし、聞き取れないとはいえ<国民すべてが番号を振られてナンボ>や<我がほう(日本人)はウブ(従順)なPeople>と、HEAVYな歌詞がいっぱい。本音は、アンコールの「可愛いミーナ」のメロデイにホッとして楽しい帰り道と、やはり桑田氏はエロ、いやプロと感じ入った次第です。 個人的には2002年最大のイベント、フオークルの再結成の掉尾を飾るイベント「きたやまおさむ(ザ・フオーク・クルセダーズのメンバーにして、現九州大学医学部教授)講演会」、大阪サンケイホールに行って来ました。CD「戦争と平和」に入っていた招待券応募に当たったという訳ですが、これで東京・京都・大阪と3会場制覇で、嬉しい限りです。内容は、講演30分、コンサート90分という事で、それはよかったんですが、警備なしの会場をいい事に、ええ大人がフラッシュバチバチで写真を撮るのには呆れます。コンサートは、番外篇でNHKホールの事を書いたので、ここでは講演内容(きたやまおさむ氏の語る「クリエーターになる人の条件」という話)が興味深かったので、そちらを書きます。講演では、音楽家などのアーテイストを想定した話でしたが、教育者や科学者や政治家もクリエイターとして共通する部分があると思います。まず第一は、感受性が豊かな人。これは当たり前でしょう。感じやすい人には、当然毎日新たな発見があります。第二は、なりたいと思った事になれる人。言葉を変えればあきらめない人とも言えます。「ビートルズになりたいと思ったら、フオークルになった。」とは、きたやま教授の言ですが、なりたいものになれると信じる事が素晴らしいと思います。第三は、淋しさを噛み締めた事のある人。淋しい気持ちは誰にもありますが、それを自分のものとして逃げずに向かい合う経験をした人と私は理解しました。これは、孤独に耐えるのではなく、やがては孤高を楽しむ境地に通じるのではないでしょうか?以上は、私が最も感じやすかった中学生時代のアイドルだったフオークルのきたやまおさむ氏の話だからこそ、印象に残った事は確かですが、私の子供たちにも伝えておきたい話だと思っています。 |
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